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循環の科学

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<血行の障害とリンパ液の停溜は、骨格筋がその流れを左右する>

<血行の障害とリンパ液の停溜は、骨格筋がその流れを左右する>

血流やリンパ液流を阻害する物は何か?それは骨格筋の慢性の疲労です。

本来、健全で柔らかい筋肉には、動脈を通して血液がスムーズに入って来て、それが筋肉の中の毛細血管に分かれて流れ、その後は逆に靜脈を通して出て行く形になっています。
時に筋肉が収縮しても、直ぐに弛緩すれば血の流れは阻害されません。だから一時的に筋肉が疲労しても、血液から酸素が流れ込み、そして血液中に老廃物が流れ出し、直ぐに恢復するのです。

ところが、緊張が掛かったままの筋肉の繊維では、血管やリンパ管が圧縮されっ放しで血行の障害を起こします。この状態が慢性の疲労です。
筋肉に疲労が蓄積し慢性化する状態は、専門的には「筋肉の加重」として説明されています。
筋肉を構成する筋肉の繊維に反復刺戟する実験をしてみますと、それが良くわかります。実験の初めの内は、刺戟によって筋肉の繊維が収縮しても、刺戟を止めると、直ぐに筋肉の繊維は元の状態に弛緩します。

しかし、繰り返し反復刺戟を加えて行くと、その内に筋肉が弛緩しない前に刺戟が続く事になり、ドンドン筋肉の緊張が強くなり、最後には緊張が持続したままの硬直状態になってしまいます。

<血行の障害とリンパ液の停溜は、骨格筋がその流れを左右する>

動脈を取り巻く骨格筋が硬直すると、当然の事ながら大抵は毛細血管の部分が圧迫されて血行の障害が起きます。つまり、虚血状態になり必要な酸素や栄養素が運ばれないのだから、組織細胞が正常ではあり得ません。そうして異常が起き、ヤマイになります。「その樣な慢性の疲労によって、内臓のヤマイ、他の多くのヤマイが起きている」と云う理由は頷けるでしょう。また、骨格筋が柔軟にポンプ役を果たさない為に、靜脈による血液の環流が抑えられてしまいます。

<血行の障害とリンパ液の停溜は、骨格筋がその流れを左右する>

また、こうした血行の障害によって汚れた血液が鬱滞しますね。慢性の疲労を起こした処の皮膚が黒ずんで来る事があるのは、そうした現象です。血行の障害で虚血状態になり、何らかのヤマイが起きている時、その原因が「慢性の疲労であるかどうか」はともかく、今、懸命に愉氣をして血液の流れが改善されたとしても、リンパ液の流れに鬱滞があると惡しき影響が残ります。

ワタシは、「例え筋肉が緩んで血行の障害に恢復の兆しが出て来ても、それで充分」とは見做しません。筋肉が柔らかくなっただけでは、まだリンパ管を圧するポンプ役を果たせない。自動的に収縮を繰り返すまでに骨格筋が健全にならねば行けないのです。つまり、「血行が良くなり、血液が潤沢に流れる樣になれば、即ち組織液、つまりリンパ液が滲み出る樣になった」と云う事です。組織液が滲み出しているのに、しかしリンパ液を流すに充分なまでに骨格筋が元の状態に戻っていないと、そのままリンパ液が鬱滞してしまい、水膨れになります。これが浮腫です。

<血行の障害とリンパ液の停溜は、骨格筋がその流れを左右する>

そうしたリンパ液の鬱滞が内臓の付近で異常なまで進行すれば、やがてその内臓にヤマイが起きるでしょう。
まず、リンパ液の流れに注意しなければなりません。今まで往々にして、リンパ液の樣子が見落とされるのです。リンパ液の流れが障害を受ける事で、色々なヤマイが発生します。血が行き届かず、栄養補給が出来ない為に、筋肉のPHも下がり、酸性の疲労物質が溜まってしまうのです。PHとは、液体中の水素イオン濃度の事です。PH7の時を「中性」と云い、PH7より少ないと「酸性」、多いと「アルカリ性」と云います。「体液が酸性になると、筋肉が凝るだけで無く、ガンなどになり易くなる」と云われています。

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